【学習ガイド】基幹*化学I -理論-

◆対象と概要

  •  標準~難関大受験生向け.
  •  基礎のインプットからやや難関レベルのアウトプット練習まで出来る!
  •  基礎講義でインプット⇒予習動画で解法を整理⇒演習講義で実践練習という化学の学習に完全にマッチした流れゆえ,即効性を実感できる.

【こんな方におススメ!】

  •  暗記すべきこと/問題ごとに考えるべきことを整理したい方.
  •  あらゆる問題に対応できる普遍的な解法を習得したい方.
  •  計算問題に対しても講師の板書をただ写すだけのような講義ではなく,自分の手を動かす実践的な学びを求める方.
  •  大手で講習受講人数No.1だった講師の講義を手軽に・気楽に受講したい方.
  •  ビジネス書がベストセラーになっている講師・犬塚の説明力を体験してみたい方.

※ 昨年度『基礎標準*理論化学』と同内容です.
※ 講義自体は旧課程時に作成したものです.

◆カリキュラム

講座『基礎標準*理論化学』は,基礎のインプット講義『理論化学ファンダメンタルズ』と反転授業形式のアウトプット講義『理論化学演習』から構成されます.また,講師犬塚著の標準レベル問題集『CanPass化学』(駿台文庫)などの併用もお勧めしています.

国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学 (駿台受験シリーズ) amzn.to 1,210円 (2023年04月26日 21:32時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

インプット講義『理論化学ファンダメンタルズ』

問題演習の前に必須の知識・スキルをインプットするための講義です.

アウトプット講義『理論化学演習』

『理論化学演習』は予習動画+演習講義の構成です.予習動画では,基礎の確認と解法の整理を行い(例題とその解説も含みます),演習講義では実践問題を利用して,実際の試験場での考え方や注意点についてお話しします(各自の演習時間も講義内に含むため,事前に問題を解いておく必要はありません).受験生が躓きやすいポイントを熟知している講師・犬塚が本領を発揮し,受講生が成長を実感しやすい講義になっています.

【おすすめ受講法】

  •  ファンダメンタルズで基礎的な知識・スキルのインプットを行う.
  •  予習動画を視聴する.
  •  確認問題(自習用)に取り組む.
  •  演習講義を受講する(実践問題を解く).
  •  必要に応じて,錬成問題(自習用)に取り組む.

【受講上の注意】

  •  基礎に不安がある方は,ファンダメンタルズに重点を置いてください.
  •  基礎にある程度の自信がある方は,先に演習に取り組み,基礎に不安を感じた分野のみファンダメンタルズに取り組んでも構いません.
  •  演習講義で扱う実践問題は,やや難しいものも含むため,レベルが合わないと感じた分野では,確認問題と『CanPass化学』に重きをおくのも良いでしょう.
  •  特に,「滴定」の単元は難易度が高いため,注意してください.
  •  確認問題と『CanPass化学』には解答・解説がついていますが,不明な点についてはCommuneでいつでも質問できます.

◆『理論化学演習』単元紹介と受講生の声

化学量

化学量とは,化学を学ぶ際に必要な特殊な量のことで,「相対質量」や「物質量(mol)」などがあります.特にこの講義では,物質量に関係性の深い「濃度」を集中的に扱っていきます.濃度の取り扱いは,「酸と塩基」や「酸化還元」の滴定などで必須ですが,それ以外にも,「溶液」,「速度」,「化学平衡」,「電気化学」など,理論化学のメイン単元でも必ず求められるスキルです.裏を返せば,この「濃度」の取り扱いが巧くなると,これらの単元で高得点が取れるようになります.さらに,「密度」,「速度」,「溶解度」などの計算全般での苦手意識も一気に減らすことができます.是非この講義で「化学量」の取り扱いのベースをつかみ,ベストな形で1年間のスタートを切ってください!

※ このセクションは,旧機材使用のため,音質・画質が劣ります.「理論化学ファンダメンタルズ」を視聴していれば,予習動画は省略可能です.

【受講者の声】
* 今までの化学の講師の中で一番分かりやすかった.この先の単元も楽しみにしています.
* 自分が知らずにごまかしてしまっている所などが分かったので受講してよかったです.「質量モル濃度」の存在する意味が初めて分かりました.

気体

飽和蒸気圧・水銀柱・実在気体を中心に扱い,誰でも使いこなせるシンプルな解法を伝授します.多くの受験生が苦手とするテーマですが,受講生の皆さんは,得意単元にすることができるはずです.

【受講者の声】
* これまで曖昧にしてきてしまった単元でしたが,分かりやすくて助かりました.
* かなり苦手な分野でしたが,どうアプローチすれば良いのか分かってきたと思います.
* 解法がパターン化されたことで,問題へのアプローチの方法がすっきりしました.
* じっくりと水銀柱に取り組めて,とてもためになりました.

反応速度

反応速度を扱います. 反応速度では速度式を中心に,アレニウスの式や半減期に関する問題を解けるようになることを目指します.

化学平衡①

主に気体平衡を扱います.特に,分圧や解離度が絡む計算問題のクリアを目標とします.

【受講者の声】
* 苦手な単元で,いつも点を落としていたので,とてもありがたかったです.
* 未習範囲でしたが,基本事項を予習動画でカバーできたので,安心して授業が受けられました.
* 副教材も含め,問題を多めに用意していただけるのが嬉しいです.
* ドリル等も含め問題を多めに用意していただけるのが嬉しいです.

溶液

溶解度と希薄溶液の性質を扱います. 溶解度においては,受験生の苦手とする固体の溶解度として水和物,気体の溶解度としてヘンリーの法則の計算問題を中心に扱います. 希薄溶液の性質では,ラウールの法則を必要とする蒸気圧降下の計算問題や, 浸透圧の測定実験に関する計算問題を主に扱います. 内容的にはかなりハードですが,多くの受験生が苦手としている分, 入試本番で差をつけられることでしょう.

【受講者の声】
* 計算を速くするための工夫がとてもためになりました.
* 浸透圧の本質がつかめました.
* 予習動画→確認問題→授業の流れが最高です.

化学平衡②

入試最頻出の理論テーマである酸塩基と電離平衡を取り上げます. 典型的な緩衝液の問題だけでなく,希酸や近似関連の問題も扱い, さらに,苦手にする受験生が非常に多いテーマでもある溶解度積も扱います. 硫化水素の電離平衡を含んだ複合系の平衡だけでなく,沈殿滴定の代表格でもあるモール法の解法もお伝えしていきます. 理論化学の中でもっとも他受験生に差をつけられる内容となっています.

【受講者の声】
* 化学平衡の問題は解法がパターン化されていて,しっかりと練習を積んでいけば得点源になると分かりました.
* 平衡の範囲はある程度できていると思っていたのですが,できていなかったことに気づきました.また,より速くシンプルに解く方法を学べたのでよかったです.
* できるようになると勉強って楽しいな,と思いはじめました.

理論化学3大エネルギー

理論化学で扱う光エネルギー・熱エネルギー・電気エネルギーの3つのエネルギーに関する入試問題を扱います. 物質がもつエネルギー(=化学エネルギー)を様々なカタチのエネルギーに変換する化学現象とその利用について,入試問題を通して知見を深めていきます.

【受講者の声】
* 予習動画での電気分解の説明が分かりやすく,不安要素がなくなりました.
* 苦手だった熱化学がポイントを押さえたことで,すぐに解けるようになった.
* エネルギー図がいまいちだったのですが,すっきり分かるようになりました.

滴定マスター

苦手とする受験生が多い「滴定」に関する問題を横断的に扱います.酸塩基の中和滴定,酸化還元滴定,沈殿滴定の問題をマスターしましょう.予習動画で基本事項を丁寧に扱います.演習では習熟度を確認するとともに,より難易度の高い問題で弱点を洗い出します.※ 次のように様々な種類の滴定を扱います.

  •  中和滴定①(逆滴定)
  •  中和滴定②(二段滴定)
  •  酸化還元滴定①(KMnO4滴定:COD測定)
  •  酸化還元滴定②(ヨウ素滴定:DO測定)    
  •  酸化還元滴定③(ヨウ素滴定:ヨージメトリー) 
  •  酸化還元滴定④(ヨウ素滴定:その他)     
  •  沈殿滴定
  •  キレート滴定

◆教材・講義動画サンプル

『理論化学ファンダメンタルズ』反応速度