#共通テスト #物理 #2021年 #第2日程 #くにごろう #JUKEN7
平均点:53.51
第1問 – 小問集合
[問1]③
#定性評価
剛体のつりあい.「常識」でも答えられるかもしれないが,理由を論証できるようにしたい.
[問2]①
円錐振り子.なぜか運動方程式が与えられていて,床から離れない条件のみを考える.床から離れる瞬間に垂直抗力がゼロになることだけ分かっていればよい.
[問3]② / ①
等電位線の典型設定.電場の強さまで評価させる設問も欲しいところ.
[問4]② / ②
#定性評価
微粒子の衝突.指示した上で運動量保存則を立てる.続いて,入射粒子が光子である場合(コンプトン効果)の定性評価.
[問5]④
熱力学第1法則を書かせるだけ.また,マイヤーの関係式を問う.
第2問A – 電流計・電圧計
機械的な電流計・電圧計の仕組みについて.
[問1]③ / ⑥
接続の仕方を選ぶ.また,電圧計の倍率器についての典型問題.
[問2]⑤
電圧計の接続に関する常識を問う.
第2問B – 電磁式電子天秤
電磁力を重力とつりあわせることにより,物体の質量を測る装置について.磁場中で電流が受ける力や,動く導線に生じる起電力を評価する.
※ この装置で測定する質量は「重力質量」である.
[問3]④
電流が磁場から受ける力の向きの判断.なぜかつりあいの式は与えられている.
[問4]⑤
「vBl公式」を利用して多少計算する.
[問5]⑤
#単位
重力の仕事率とその単位について.
第3問A – 弦の固有振動
弦の固有振動.基本振動のみ.基本振動数$f$と弦の長さの逆数$1/L$のグラフ(直線)が与えられる.これが何を表しているのか対応する式を書き下せるかどうかが問われる.
[問1]④
#データ処理
与えられたグラフから読み取るだけ.
[問2]①⑨②
傾きから弦を伝わる波の速さが求まるのだが,問1からの流れで自然と計算できそうか.
[問3]⑤
逆向きの進行波が重なって定常波が生じること.進行波の式の形の常識と作図による理解を問う.
第3問B – くさび型空気層での光の干渉
くさび型空気層での光の干渉実験.典型設定.
[問4]④
干渉条件が書ければよい.
[問5]⑤
#誤差
誤差の評価.常識的であるが,戸惑った受験生も多かったか.
[問6]①
#定性評価
液体で満たす場合の定性評価.屈折率の定義が分かっていればよい.
[問7]④
入射光を,単色から白色へ返る.これも典型的な設問.
第4問 – ばね振り子
2本のばねでつながれた物体の単振動.
[問1]①
つりあいの式のみ.
[問2]③
単振動の概要を把握した上で,問題文の条件を数式化する.
[問3]③
弾性力の評価.案外引っかかるところ.
[問4]③
#データ読取
単振動の$x$-$t$グラフが与えられる.そこから,周期と最大の速さを読み取る.最大の速さは,振動中心付近での傾きを読み取ればよい(振幅と周期から近似計算することも可能).
[問5]①
#誤差
質量を決定する式を,指示通りに作成する.また,摩擦のある場合の測定誤差を評価する.
※ この装置で測定する質量は「慣性質量」である.