成果物と知的財産権の対応
地域と協力した高校の探究活動で,次の成果が生まれた.育成者権に関わるものとして最も適当なものはどれか.
-
1 班の全員で書き上げ,各人の担当部分を分けて使うことができない小説
誤り.小説は著作物であり,二人以上が共同で創作して各人の寄与を分けて利用できないものは共同著作物と呼ばれ,著作権は全員の共有となる.
-
2 商品の目印として売り場や包装に表示する,店の名前を図案化したロゴマーク
誤り.商品やサービスの目印として使う文字や図形を保護するのは商標権である.
-
3 水やりの手間を減らすために考え出した,土の乾き具合を測る新しい仕組み
誤り.自然法則を利用した技術的なアイデア(発明)を保護するのは特許権である.なお,製品の形や模様といったデザインを保護するのは意匠権である.
-
4 何年もかけて交配を重ねて作り出した,甘みの強いイチゴの新しい品種 正解
正しい.植物の新しい品種を育成した者に種苗法にもとづいて与えられるのが育成者権で,登録した品種の種苗や収穫物を無断で利用されないように守る.著作権とも産業財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)とも別の枠組みである点をおさえておく.
用語集へ