情報Ⅰ

情報社会・法規 第187問

利用行為と許諾の要否

文化祭に向けて,部活動で次のことを計画している.著作権者の許諾を得なくてもよいものとして最も適当なものはどれか.

  1. 1 入場料を集める文化祭の舞台で,市販されている脚本をそのまま観客に向けて上演する.

    誤り.脚本を公衆に向けて演じる行為は上演権に関わる.入場料を集める上演は,非営利かつ無料の上演として例外的に認められる場合にはあたらない.

  2. 2 新聞に載った記事を,部活動のWebページにそのまま転載して来場者に紹介する.

    誤り.記事をそのまま載せる行為は複製や公衆送信にあたり,許諾が必要である.

  3. 3 自分たちの主張を主として,公表された論説の一部を本文と区別し,必要な範囲で出所を示して引用する. 正解

    正しい.公表された著作物は,自分の表現が主で引用が従であること,引用部分を明確に区別すること,目的上正当な範囲にとどめること,出所を明示することなどの要件を満たせば,許諾を得ずに引用できる.著作権の支分権は利用のしかたごとに定められているので,行おうとしている行為がどれにあたるかで許諾の要否を考える.

  4. 4 海外の作家が書いた短編を自分たちで日本語に訳し,部誌に載せて来場者に配る.

    誤り.外国語の著作物を訳す行為は翻訳権に関わる.筋を生かして別の作品に作りかえる場合は翻案権に関わり,いずれも許諾が必要である.

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