情報Ⅰ

セキュリティ・暗号 第31問

ハッシュ関数

安全な暗号学的ハッシュ関数によって文書の改ざんを検知する仕組みとして,最も適当なものはどれか.

  1. 1 文書から固定長の値を求め,信頼できる元の値との違いから改ざんを検知する. 正解

    正しい.ハッシュ関数は文書から固定長の値を求める.元の値を信頼できる方法で入手し,受信した文書の値と比較する.値が異なれば文書が変化している.同じ値になる異なる文書も理論上は存在するが,安全な暗号学的ハッシュ関数ではそのような文書を作ることが極めて難しい.

  2. 2 文書の文字数や容量を記録しておき,受信した文書と一致するかで改ざんを検知する.

    誤り.文字数や容量が同じでも内容が書き換えられていることはあり,改ざんの検知には不十分である.安全な暗号学的ハッシュ関数では,内容が変わると通常は異なる値になる.

  3. 3 元の文書を,誰でも元通りに復元できる短い形に変換する関数で,受信側で復元した文書と比べて改ざんを検知する.

    誤り.ハッシュ関数は一方向の変換であり,ハッシュ値から元の文書を復元することは想定されていない.

  4. 4 文書の内容を第三者に読み取られないよう,秘密の鍵を使って変換する関数である.

    誤り.これは暗号化の説明であり,ハッシュ関数は暗号化(秘密にすること)とは目的が異なる.

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