【講座紹介&活用ガイド】基幹化学シリーズ

◆ 「基幹化学シリーズ」のコンセプト

化学学習に最適化された学習フロー

JUKEN7化学の基幹講座には,インプット用の講義とアウトプット練習のための演習講義の両方が含まれており,基礎のインプットからやや難関レベルのアウトプット練習まで一貫した学習が可能です.最適化された学習フローと効率的に学べるカリキュラム設計により,即効性のある学習体験を提供します.標準レベルから難関大受験生までオススメできる講座です!

  • 演習講義で実践練習
    既存の授業でありがちな,問題演習なのに板書を写すだけの時間はもったいないですよね.板書をただ写すだけでなく,講師の指導のもと実際に手を動かしながら問題を解く実践練習を行います.学んだ知識を実際の問題解決に適用し,確かな実践力を身につけることができます.即効性が実感できるはずです!
  • 基礎講義で知識と考え方をインプット
    化学の基本概念と原理をしっかりと理解し,必要な知識と考え方を確実に身につけられます.
  • 演習講義予習動画で解法を確認・整理
    演習講義の前に解法を確認する整理するための予習動画があり,基礎知識を確認しつつ,例題を通じて問題解決のアプローチを実践的に学ぶことができます.

問題が少し変わると解けなくなる…という悩みを解決します

ある特定の問題は素早く解けるが,類題では使えない・使いにくい…そんなその場限りの特殊な解法が世の中に氾濫しています.また,教師には出来ても受験生が真似することが難しい解法もあります.そのような解法を学んでしまった結果「この問題は解けるけど,少し変わると解けない…」と悩まされる受験生は多いことでしょう.これではいざ本番で対応できる力が身につきません.

JUKEN7では,再現性(=苦手な人でも再現できる)と汎用性(=類題にも転用できる)のある普遍的な解法のみを伝授します.よって,ひとつの考え方でたくさんの類題が解けるようになります.

化学は暗記?それとも理解?

「化学は暗記だ」「いや理解だ」なんて簡単に言い切ってしまう人,多いですよね.でも,そんな単純なことではありません.みなさんも気付いてらっしゃるように,覚えることは覚え,しくみを理解した上で解法を使いこなせるようになることが大事です.そのようなあたり前のことをあたり前に学ぶ,そのための工夫を凝らした講義になっています.

最大手予備校で講習受講人数No.1の講師の講義を手軽に受講!

担当講師である犬塚壮志は,業界最大手のS予備学校講師時代には講習受講人数No.1を誇りました.現在はビジネス書や企業研修で活躍している説明スキルのプロフェッショナルです.的確で分かりやすい講義を通じて化学の学力向上だけでなく,将来役立つ説明力も学ぶことができるはずです.

※ 昨年度「基礎標準化学シリーズ」と同内容です.
※ 講義自体は旧課程時に作成したものです.新課程対策は,笠原による記事と講義(講師:笠原)をご参照ください.

◆ オススメ活用法

  • ファンダメンタルズで基礎的な知識・スキルのインプットを行う.
  • 予習動画を視聴する.
  • 確認問題(自習用)に取り組む.
  • 演習講義を受講する(実践問題を解く).
  • 必要に応じて,錬成問題(自習用)に取り組む.

講師犬塚の最新作『化学の解法フレーム』(かんき出版)や定評のある標準レベル問題集『CanPass化学』(駿台文庫)などの併用もお勧めしています.

◆ 受講上の注意

  • 基礎に不安がある方は,ファンダメンタルズに重点を置いてください.
  • 基礎にある程度の自信がある方は,先に演習に取り組み,基礎に不安を感じた分野のみファンダメンタルズに取り組んでも構いません.
  • 演習講義で扱う実践問題は,やや難しいものも含むため,レベルが合わないと感じた分野では,確認問題と『化学の解法フレーム』や『CanPass化学』に重きをおくのも良いでしょう.
  • 特に「滴定」の単元は難易度が高いため,注意してください.

◆ 『基幹化学① -理論-』カリキュラム

講座『基礎標準*理論化学』は,基礎のインプット講義『理論化学ファンダメンタルズ』と反転授業形式のアウトプット講義『理論化学演習』から構成されます.また,講師犬塚の最新作『化学の解法フレーム』や定評のある標準レベル問題集『CanPass化学』(駿台文庫)などの併用もお勧めしています.

インプット講義『理論化学ファンダメンタルズ』

問題演習の前に必須の知識・スキルをインプットするための講義です.

アウトプット講義『理論化学演習』

『理論化学演習』は予習動画+演習講義の構成です.予習動画では,基礎の確認と解法の整理を行い(例題とその解説も含みます),演習講義では実践問題を利用して,実際の試験場での考え方や注意点についてお話しします(各自の演習時間も講義内に含むため,事前に問題を解いておく必要はありません).受験生が躓きやすいポイントを熟知している講師・犬塚が本領を発揮し,受講生が成長を実感しやすい講義になっています.

◆『理論化学演習』単元紹介と受講生の声

化学量

化学量とは,化学を学ぶ際に必要な特殊な量のことで,「相対質量」や「物質量(mol)」などがあります.特にこの講義では,物質量に関係性の深い「濃度」を集中的に扱っていきます.濃度の取り扱いは,「酸と塩基」や「酸化還元」の滴定などで必須ですが,それ以外にも,「溶液」,「速度」,「化学平衡」,「電気化学」など,理論化学のメイン単元でも必ず求められるスキルです.裏を返せば,この「濃度」の取り扱いが巧くなると,これらの単元で高得点が取れるようになります.さらに,「密度」,「速度」,「溶解度」などの計算全般での苦手意識も一気に減らすことができます.是非この講義で「化学量」の取り扱いのベースをつかみ,ベストな形で1年間のスタートを切ってください!

※ このセクションは,旧機材使用のため,音質・画質が劣ります.「理論化学ファンダメンタルズ」を視聴していれば,予習動画は省略可能です.

【受講者の声】
* 今までの化学の講師の中で一番分かりやすかった.この先の単元も楽しみにしています.
* 自分が知らずにごまかしてしまっている所などが分かったので受講してよかったです.「質量モル濃度」の存在する意味が初めて分かりました.

気体

飽和蒸気圧・水銀柱・実在気体を中心に扱い,誰でも使いこなせるシンプルな解法を伝授します.多くの受験生が苦手とするテーマですが,受講生の皆さんは,得意単元にすることができるはずです.

【受講者の声】
* これまで曖昧にしてきてしまった単元でしたが,分かりやすくて助かりました.
* かなり苦手な分野でしたが,どうアプローチすれば良いのか分かってきたと思います.
* 解法がパターン化されたことで,問題へのアプローチの方法がすっきりしました.
* じっくりと水銀柱に取り組めて,とてもためになりました.

反応速度

反応速度を扱います. 反応速度では速度式を中心に,アレニウスの式や半減期に関する問題を解けるようになることを目指します.

化学平衡①

主に気体平衡を扱います.特に,分圧や解離度が絡む計算問題のクリアを目標とします.

【受講者の声】
* 苦手な単元で,いつも点を落としていたので,とてもありがたかったです.
* 未習範囲でしたが,基本事項を予習動画でカバーできたので,安心して授業が受けられました.
* 副教材も含め,問題を多めに用意していただけるのが嬉しいです.
* ドリル等も含め問題を多めに用意していただけるのが嬉しいです.

溶液

溶解度と希薄溶液の性質を扱います. 溶解度においては,受験生の苦手とする固体の溶解度として水和物,気体の溶解度としてヘンリーの法則の計算問題を中心に扱います. 希薄溶液の性質では,ラウールの法則を必要とする蒸気圧降下の計算問題や, 浸透圧の測定実験に関する計算問題を主に扱います. 内容的にはかなりハードですが,多くの受験生が苦手としている分, 入試本番で差をつけられることでしょう.

【受講者の声】
* 計算を速くするための工夫がとてもためになりました.
* 浸透圧の本質がつかめました.
* 予習動画→確認問題→授業の流れが最高です.

化学平衡②

入試最頻出の理論テーマである酸塩基と電離平衡を取り上げます. 典型的な緩衝液の問題だけでなく,希酸や近似関連の問題も扱い, さらに,苦手にする受験生が非常に多いテーマでもある溶解度積も扱います. 硫化水素の電離平衡を含んだ複合系の平衡だけでなく,沈殿滴定の代表格でもあるモール法の解法もお伝えしていきます. 理論化学の中でもっとも他受験生に差をつけられる内容となっています.

【受講者の声】
* 化学平衡の問題は解法がパターン化されていて,しっかりと練習を積んでいけば得点源になると分かりました.
* 平衡の範囲はある程度できていると思っていたのですが,できていなかったことに気づきました.また,より速くシンプルに解く方法を学べたのでよかったです.
* できるようになると勉強って楽しいな,と思いはじめました.

理論化学3大エネルギー

理論化学で扱う光エネルギー・熱エネルギー・電気エネルギーの3つのエネルギーに関する入試問題を扱います. 物質がもつエネルギー(=化学エネルギー)を様々なカタチのエネルギーに変換する化学現象とその利用について,入試問題を通して知見を深めていきます.

【受講者の声】
* 予習動画での電気分解の説明が分かりやすく,不安要素がなくなりました.
* 苦手だった熱化学がポイントを押さえたことで,すぐに解けるようになった.
* エネルギー図がいまいちだったのですが,すっきり分かるようになりました.

滴定マスター

苦手とする受験生が多い「滴定」に関する問題を横断的に扱います.酸塩基の中和滴定,酸化還元滴定,沈殿滴定の問題をマスターしましょう.予習動画で基本事項を丁寧に扱います.演習では習熟度を確認するとともに,より難易度の高い問題で弱点を洗い出します.

※ 次のように様々な種類の滴定を扱います:
中和滴定①(逆滴定) / 中和滴定②(二段滴定) / 酸化還元滴定①(KMnO4滴定:COD測定) / 酸化還元滴定②(ヨウ素滴定:DO測定) / 酸化還元滴定③(ヨウ素滴定:ヨージメトリー) / 酸化還元滴定④(ヨウ素滴定:その他) / 沈殿滴定 / キレート滴定

◆ 『基幹化学② -無機・有機-』カリキュラム

基礎のインプット講義『インプット*無機化学』,『インプット*有機化学』と講義内演習形式のアウトプット講義『無機化学演習』,『有機化学演習』から構成されます.また,講師犬塚の最新作『化学の解法フレーム』や定評のある標準レベル問題集『CanPass化学』(駿台文庫)などの併用もお勧めしています.

【こんな方におススメ!】

  •  無機化学の覚え方・理解の仕方を知りたい方.
  •  丸暗記では対応できない問題の演習を行いたい方.
  •  初見の問題に対応するための考え方を習得したい方.
  •  有機化学の知識を体系的に効率よくインプットしたい方.
  •  「構造決定」の対策をしたい方.
  •  医系で頻出である「天然有機物」の対策もしたい方.

インプット講義『インプット*無機化学』

「何を覚えればいいの…?」「どう理解すればいいの…?」となかなかインプットが上手くいかない無機化学分野.タテとヨコの切り口で無機化学全体の知識を体系的かつ効率よくインプットするための講義です.

アウトプット講義『無機化学演習』

インプットした知識・スキルを,⾼精度なアウトプットにつなげる実地トレーニングを行う演習講義です.知識も必要な無機化学の分野ですが,反応式の作成スキル,計算問題,イオンの推定などの丸暗記だけでは対応できない問題を厳選し,演習&解説をします.個々の知識だけではなく,初見の問題にも対応できるツールを学ぶことで,無機分野を確実な得点源にしていきましょう.

インプット講義『インプット*有機化学』

有機化学全体の知識を体系的に効率よくインプットインプットするための講義です.

アウトプット講義『有機化学演習』

『有機化学演習』は予習動画+演習講義の構成です.予習動画では,基礎の確認と解法の整理を行い(例題とその解説も含みます),演習講義では実践問題を利用して,実際の試験場での考え方や注意点についてお話しします(各自の演習時間も講義内に含むため,事前に問題を解いておく必要はありません).受験生が躓きやすいポイントを熟知している講師・犬塚が本領を発揮し,受講生が成長を実感しやすい講義になっています.

【有機化学演習 – 有機化学構造決定】

有機化学構造決定いわゆる「有機化合物の構造決定」を中心に扱います.この講義のポイントは,以下の4点です.

  •  12hで有機の「知識」を「知恵」へ.
  •  予習動画で構造決定のための解法を学ぶ. 
  •  本講義で学んだ解法を実践演習. 
  •  門外不出の「超」マニュアルをテキストに掲載.

【受講生の声】
* 不飽和度算出による異性体書き出しのテクニックが早速生きています.
* 何も手が付けられなかった構造決定が,入試問題にも食らいつけるようになってきました.
* 予習動画で知識を確認・強化し,演習講義で自分の見落としに気付くことで,効率的よく学べました.特に,解くのにかかる時間が短縮できました.
* 場当たり的な解法でなく,毎回同じ手続きであるような統一的な解法を学べてよかった.

【有機化学演習 – 天然有機物】

三大栄養素である「糖」・「タンパク質」・「脂質」に加え,遺伝情報の伝達物質である核酸について扱います. 糖では「アミロペクチンの枝分かれ算出」,タンパク質では「ペプチドの配列決定」,脂質では「油脂の構造決定」,核酸では「DNAの定量」を主に扱っていきます. 複雑に見える天然有機物の応用問題にもパターンは必ずあります. そのパターンを示した上で即効性のある解法をお伝えしていきます!

【受講生の声】
* なかなか手をつけられなかった高分子化合物の問題が簡単に溶けることが分かり,とてもよかった.
* この分野は,知識を仕入れても解き方が分からない問題が多く困っていましたが,解法がまとまっていてよかったです.
* 予習動画の「核酸の構造の覚え方」が役に立ちました.

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